ZenfoneARに触れてきました

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著者

Pottal

公開日

2017年06月18日

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これはアーカイブ記事です

この記事は、はてなブログ時代(旧Pottal-Portal)の記事で、アーカイブを目的に公開しているものです。
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ZenfoneARに触れてきました

ZenfoneARの体験が出来ると聞き2017 TAIWAN EXCELLENCE in TOKYOに参加してみました。

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以下、その感想です。

ASUSブースにはZenbook3各色とZenfone 3のサファイアブラック、パールホワイト、クリスタルゴールドそれからZenWatch 3そしてZenfone ARが2機が展示されていた。開発機ということで製品版とは多少異なるらしい。また、どちらも6GB版だったのがちょっと残念。f:id:ma2motty:20170618031545j:plain
Zenfone ARの感想。
とりあえず一通り触らせていただいたが、完成度は高くあとは本当に細かいチューニングだけという感じだ。ARやVR機能だけでなく普段使いのスマフォとしても申し分なく、というかむしろお釣りがくる程で、Zenfone3Deluxe(ZS570KL)ユーザーの私でも「乗り換えちゃおうっかなぁ」と思うくらいだ。(ZS570KLとZS571KLにはカタログ上そこまで大きな差はなくRAMが6GBか8GBかというくらいでSoCも同じQualcommのSnapdragon 821を搭載している)とは言っても細かい所は着実に進歩しており性能ではZenfoneARの方が上である。

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ZenfoneARの写真。容量の都合もあるので詳しくはTumblerの方を見て頂きたい。

 

http://pottal-motty.tumblr.com/post/161932467852/zenfonearzs571klの外観zenfoneシリーズの特徴であるzen禅を象徴とした

pottal-motty.tumblr.com

まずは外観。ZenfoneZoomを彷彿とさせるレザーの質感は非常に良く、また手に馴染む。また、Zenfone3から採用された美しいメタルフレームも革と美しく調和しており外見だけでも十分購買意欲がそそられる。(発表されたばかりの時はTriCamシステムの主張が激しくて気持ち悪いとか言ってすいませんでした。実物見るとむしろかっこいいです。ほんとすいません)

 

 

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Zenfone3Deluxe(ZS570KL)と比較した写真。ZenfoneARのほうがやや大きくやや厚いことが分かる。

  次に中身だが、開発機ということやRAM6GBということもありARアプリをガンガン起動すると流石に熱を持つなぁという印象。ただし、熱くなるのは背面ではなく側面。また、蒸気冷却システムのおかげなのか、熱を持つといっても熱くて持てない程ではなかった。
カメラの性能はきちんと撮り比べた訳ではないが、Zenfone3Deluxe(ZS570KL)と有意な差は見られなかったように思われる。ただしZenfone 3シリーズのAndroid 6.0と時に見られたような、あの煩わしいフォーカス音やシャッター音は随分と抑えられており、取り回しのよさはARに軍配が上がる。(早くZS570KLもAndroid7.0アプデしてくれー!)
せっかくモーショントラッキング用のカメラもついてるのだから、普通に写真を目指して撮るときもそれを活用してくれれば追従性も上がるのになぁと素人ながら思った。Zenfone3シリーズやARは0.03秒AFを謳っており実際のところAF速度も悪くはないのだが、SamsungのS7やS8に搭載されている位相差AFほどの速度や追従性がないのが残念である。
今回触らせていただいた感想として、ZenfoneARのカメラ性能は特にこれと言った強みのないものではないが、逆に特にこれと言った弱みもなくZS570KL同様オールラウンドに扱えそうだ。(肝心の作例だが、時間の関係上撮った写真を転送しなかったのでここに載せることはできない。また、飯テロ性能に関してはブースに食べ物がなかったので確かめることができなかった。許してください)

そしていよいよAR機能について。
赤外線の反射で距離を判別しており、だいたい10~15mが限界、また白や黒、反射するものなどは苦手とのことだった。全体としてZenfoneARの機能やスペックは十分あるものの対応するアプリが少ない&それに追いついていないというような印象を受けた。例えば、ZenfoneARは対象が床なのか壁なのかそれともただの空間なのかを認識できる(らしい)のだが、その機能をフル活用してるのはRoomCo AR (https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.livingstyle.roomco5000)くらいで、あとはそこまでの認識をしていないとのことだった。会場にいたASUSのお姉さんの話によると例えばDOMINO world (https://play.google.com/store/apps/details?id=com.schellgames.dominoworld)などだと空中にドミノが置けてしまうとのことだった。
以下、実際にARを試している様子(スクリーンショットではなく画面を実際に撮るという原始的方法で大変申し訳ないです)
まずは、RoomCo AR これは家具を設置できるアプリのようだ。あまりいい例がなく大変申し訳ないのだが、設置したソファーの前に人が来ると、人と重なる部分を描写していないというのがお分かりいただけるだろうか。次に扇風機を設置した様子。ご覧のとおり、壁には設置できない。床を選択するとちゃんと扇風機が現れた。正しく空間を認識しているので壁にぐいぐい押しつけてもそれ以上奥に行かないし別の側面から見ても向きがずれない。
(どうでもいいが、ぐいぐい押しても壁にめり込まない様子がどうぶつの森を彷彿とさせた)

http://pottal-motty.tumblr.com/post/161932765907/roomco-ar-tango対応版

pottal-motty.tumblr.com

次にDOMINO worldとDinosaurs Among Us

DOMINO worldはドミノで遊べるアプリらしい。平面はともかく、スマフォとの位置関係は正しく認識できるようで、角度を変えるとちゃんと見え方も変わった。Dinosaurs Among Usのほうは「わー恐竜さんだー」というまあ、ふつうのアプリ。ZenfoneARを実際に買い、友達にAR機能を体験してもらう時などには便利かもしれない。

http://pottal-motty.tumblr.com/post/161933191037/domino-worldとdinosaurs-among-us-domino

pottal-motty.tumblr.com

Matterport Scenesは、空間をスキャンし3Dデータに起こせるアプリらしいのだが、周囲の環境が悪くあまり上手くはいかなかった。先述の通り、白や黒、反射が激しいものとは相性が悪いのにも関わらず机は真っ白、展示されているものは真っ黒のスマフォ(いうまでもなくこのZenfoneARのことである)や、反射の激しいスマフォ(Zenfone3のガラス素材が完全に仇となった)だったのだ。代わりに?会場の3Dデータを見せていただいたが、しっかり画面上に会場全体が再現されており所謂なんちゃってなオモチャではないことがよくわかる。

他にも禅太郎が出てくるARアプリ(名前は失念)も体験した。タワーディフェンス的なゲームだった。

http://pottal-motty.tumblr.com/post/161932843727/禅太郎の登場するゲーム時間がなかったのでロクにプレイしていない緑のモンスターをタップしてやっつけ城

pottal-motty.tumblr.com

と、なんだか後半はZenfoneARそのもののレビューではなくアプリの紹介になってしまって申し訳ない。ZenfoneARのスペックの高さと、対応アプリが少なくそれを活かしきれてないという状況、そしてAR(Tango)への期待、そういったものが伝えたかったのである。
最後に。ASUSの方によれば、ZenFanもとい「エイスース部(A部)」は7月に入るまでにスタートする模様。私はASUSにわかファンなのでZenFanには所属していない。一応A部には入部届けを出したので非常に楽しみである。
また、ZenfoneARの国内販売については「もう少しでアナウンスできます」とのことだった。

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