AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた

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著者

Pottal

公開日

2019年02月10日

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(2021年3月7日追記)

AiMesh(メッシュWi-Fiネットワーク)を試してみた

 

前置き:自宅回線事情や志望動機

昨年10月から募集されていたこちらのキャンペーン

www.asus-event.com

の「キャンペーン其の2(無料メッシュネットワークお試し)」に当選し、AiMesh対応ルーターRT-AC86U2台をASUS JAPANさんからお借りすることが出来たので、さっそくレビューさせていただきたいと思います。

 

ちなみに、私の自宅回線はSo-net NURO光で、使用ルーターはASUSのRT-AC87U、RT-AC68U、RT-AC1200HPの3台となっております。※間取りは適当です。

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実家のネット環境。1階に移動する際にはWi-Fiを1階のものに繋ぎ直す必要があった。また、材質のせいか両親の寝室にリビングのWi-Fiが十分届かなかった。

本来であれば、ハイスペックルーターであるRT-AC87Uをルーターモードで使用し残り2台をAP(アクセスポイント)モードで運用する…というのが普通というか道理だと思うのですが、残念なことにNURO光から貸し出されるONUはルーター機能をオフにすることができず、二重ルーターとなってしまうために泣く泣く87UをAPモードで運用しているという次第であります。まあ、二重ルーター状態でも使えることには使えるのですが、(回線速度は十分なのに)サイトに繋がりにくくなったりリダイレクトされたり、ゲーム(特にデレステ)時に通信エラーが発生したりと散々だったので、やめました。また、個人的に不祥事続きのトレンドマイクロに嫌気がさしたので、QoS機能やAiProtectionを使う気にならずまあいいかなぁと。

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AiProtectionは分かるが、なぜQoS機能にトレンドマイクロが必要なのか。謎です。

なぜQoSにトレンドマイクロが必要なのか理解に苦しみますが、それはもう自分の中で過ぎた話なので触れません。

と、前置きが長くなってしまいましたが、とにかくNURO光の回線とASUSルーター3台をAPモードで運用していました。

回線速度そのものは、NURO光がばっちり仕事をしてくれて不満を持ったことがありませんでしたが、問題はWi-Fi、特に「階や部屋を移動するたびにWi-Fi(AP)を繋ぎ直さなけれなならない」繋いだら繋いだで「弱い電波を勝手につかむ」という地味に面倒だったりイライラする症状が。そんなこともありメッシュWi-Fiには以前から注目しており、GoogleWi-Fiが日本上陸した際にこんな記事を書いたりもしました。

 

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ということでAiMesh対応ルーターAC68Uを持っていたこともあり、今回のキャンペーンは渡りに船、当たればいいなぁと思っていたところにドンピシャで当たってくれたわけです。(ホントはTwitterキャンペーンのGT-AC5300プレゼントが本命でしたが、それは高望みが過ぎますね、はい。自分で買います)

 

そういう訳で早速、セットアップ含めAC-RT86U及びAiMeshのレビューをしていきたいと思います。

 

略式開封の儀

ASUS RT-AC86Uが2つとお手紙が同封されてました。

はい、まあ中古ですし購入品ではなくレンタルなので外箱はこんな感じ。買ったものじゃないので別に気にはなりません。

開けます

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試供品の箱なんて飾りです、偉い人にはそれが分からんのですよ。

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RT-AC86U まだアンテナは取り付けていない

開けました。RT-AC86U及びそのパーツと取説、保証書、WTFastのチラシが入ってました。

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本体は如何にもゲーミングという感じのカッコいいデザイン。まあ、ゲーミングと言っても七色に光る訳ではないので100点はあげられません。

完全に余談ですが、ゲーミングルーターであるROG Rapture GT-AX11000はAURA RGBに対応しておりロゴが七色に光ります。ちなみに日本未発売ですが、発売予定はあるそうです。

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ROG Rapture GT-AX11000は11axだけでなくAURA RGBにも対応!

また、スマホと違ってベタベタ触ることはないと思いますが、触ると指紋というか油脂が目立ちます。潔癖気味の人は手袋をして作業するといいかもしれません。

付属品はアンテナ3本と電源、LANケーブルです。CAT.5eですので必要十分ですね。

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付属のLANケーブルはCAT.5E

ちなみにこのアンテナ、機種によってデザインが違います。共通化してコストカットを図ればいいと思うのですが、どうやらそんな妥協をしないようです。ちゃんと考えて作られているんだと思います。すごい。

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RT-AC87U、86U、68Uのアンテナ

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端子は共通です。

ちなみに端子部分は共通だったため、多分付け替えることも可能です。ちゃんと仕事をするかはわかりませんが。

 

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左から順にRT-AC87U、86U、68U。87UはAiMesh非対応

左からRT-AC87U、86U、68Uです。86Uのカッコよさが際立ちますね。

 

 

AiMeshの実力は如何に

 AiMeshネットワーク敷設後の我が家のネットワークはこんな感じです。

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AiMeshで家中隈なく1つのWi-Fiでカバーできた。特にLANポートの無い寝室やトイレでも快適にWi-Fiが使えるようになったのは嬉しい

リビングに光回線のONUがあるので、そこにAiMesh対応ハイスペックルーターAC86U(甲)を、そこから両親の寝室に無線接続のAiMeshで86U(乙)を、そして1階の客間にもとから家にあった68Uを有線接続でのAiMeshで設置しました。一応、自室にAiMesh非対応の87Uを置いてAPモードで運用してみたのですが、リビングに置いた86U(甲)の電波が十分許容範囲内であったのと、むしろ87Uに繋ぐと移動のたびにいちいちAiMeshに繋がなければならず、これじゃあ(AiMeshと非AiMeshが同居した状態だと)AiMeshの意味がない!とWi-Fiを切り、専らスイッチとして使っています。自室にはThinkPad、ZenBook3、ROG PhoneのMobileDesktopDock、Hueブリッジと有線を必要とするものが転がっているので…そして、それでも足りなくなった時(Chromebookやニンテンドースイッチを接続する時)に備えてスイッチとしてのRT-AC1200HPが待機しています。うーん、この2つのルーターを売ってネットワークスイッチを買った方がいいような気がしますね…

話が逸れましたが、とにかくこのAiMeshルーター3台でAiMeshを運用しています。

 

AiMeshの実力を実際に測定してみた

その実力は先程ちょっと触れましたが大満足です。まず、両親の寝室に置いた86U(乙)ですがこれが大正解でした。

これが、両親の寝室での電波強度になります。

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寝室での電波強度。青が寝室、オレンジがメインルーターのあるリビング、藤色が1階の68U

青色の、一番強い「AiMesh」と書かれているのがここに設置したAiMeshルーター86U(乙)の電波で下のオレンジ色と藤色のがそれぞれリビングに置いた86U(甲)と1階の客間に置いた68Uのものです。AiMeshを導入する前までは(ルーターが違うので厳密にはやや異なりますが)だいたいオレンジ色と同じくらいの電波強度でした。そのため、速度も出ずに両親からは「Nuro光意味ないじゃん」と言われたこともありました。

ですが、AiMeshを使いリビングと寝室を無線で繋ぐことによって電波強度も速度も劇的に改善しました。「有線で繋ぐならまだしも無線接続で電波を伸ばしただけでそんなに速度が変わるわけない」と思ってた過去の自分を殴りたいほどです。

と、文字だけじゃなんとでも言えるので論より証拠、こちらが寝室で「寝室の86UのAiMesh」を使って測定した結果です。

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ワイヤレス接続された寝室のAiMesh(5GHz)の速度。有線ではないのに200Mbpsという驚異の速度

そしてこちらが今までの環境を擬似的に再現するために寝室の86Uの電源を切り、無理矢理「リビングの86U(甲)のAiMesh」を使って測定した結果です。ROG Phoneの掴みが良いためバリ4ですが、ふつうのスマホだと2くらいです。

 

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従来の環境を疑似的に再現した時の速度。遅くはないが、やはり見劣りする。

 

LyraシリーズがAiMeshに対応!これでますます柔軟な構築が可能に!

メッシュネットワークといえば、ASUSはAiMeshだけでなく、より安価で手軽、そしてコンパクトなLyraシリーズも国内展開していました。以前の記事で書いた通り、今まではこのAiMeshとLyraメッシュWi-Fiに互換性はありませんでした。

しかし、2018年12月のアップデートでASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルーターASUS Lyraシリーズが加わったので、より柔軟なメッシュWi-Fiネットワークを構築することが可能です。

例えば、光回線の設置場所(ONUなどが置いてある場所)にAiMesh対応のごっついASUSルーターを設置し、廊下や寝室リビングなどルーターを目立たせたくないところにはLyraを設置して家全体をカバーするというのもありだと思います。

 

この「部屋の状況や目的に合わせて柔軟にルーターを選べる」というのは(ASUSはさらっと触れているだけですが)他社にはあまりない強みです。

最上位は(日本上陸予定の製品ですが)最新規格IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応のトライバンドゲーミングルーターGT-AX11000(米国Amazonでの現在の価格450$≒49000円)で最も機能が抑えられたモデルのLyra miniが国内Amazonで9180円と、温度差で発電出来そうなくらい開きがあります。

先ほどの繰り返しになりますが、この選択肢の広さは他社にはない強みであり、メインの部屋ではごっついAiMeshルーターを設置しPCを有線接続しついでにHDDを繋ぎ簡易NASとしても利用し、LANポートのない廊下や寝室などにはLyraを設置しワイヤレスAiMeshでくまなく家をカバーするといった柔軟な運用が可能なので、需要に合わせて最適なルーターを選ぶことができ、また必要に応じて必要数を追加購入することが可能なため、パック売りされることの多い他のメッシュWi-Fiルーターよりも経済的とも言えそうです。

 

と、良いこと尽くのAiMeshでしたが、デメリットは無かったのでしょうか。

 

AiMeshを1ヶ月使って困ったこと:

はっきり言って、AiMeshそのものに不満はなく、強いて挙げるとすれば他社のメッシュWi-Fi(の管理アプリ)にあるような、「各メッシュWi-Fiルーター同士の接続速度」が分からないことくらいでしょうか。Wi-Fiルーターと通信しているデバイスの接続速度は分かるのに、ルーター同士の接続速度が分からないのが、少し不満でした。

 

他にも不具合があり、AiMeshを使って1週間くらいした頃から「Wi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」という問題が頻発するようになりました。

結論から申しますと、はっきりとした原因はわかりませんでした。

が、状況から推測するにAiMeshが引き起こしたものではあるものの、原因はAiMeshではなくAiMeshと光回線をつなぐONUにあったと言えそうでした。

 

「Wi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」問題について

先述の通り、原因はONUであると判断しました。具体的な症状及びそう判断した根拠、またその対処法について書いてみたいと思います。

まず、具体的な症状についてですが、Wi-Fiとの電波強度は十分なのに画像が読み込めない、サイトに接続できない、ソシャゲのLoading待ちが終わらないなどなど、インターネットに繋がってないことは明らかです。一度端末側のWi-Fi接続を切ってWi-Fiに再接続すれば復活し快適に使えるようになるのですが、しばらくするとまた同じ症状が出るという有様でした。

 

せっかく家中どこでも快適にWi-Fiに接続出来てもインターネットが使えないのではほとんど意味がありません。これでは困るので、原因を探ってみました。

まず、真っ先に疑ったのはAiMeshルーターの不調です。AiMesh導入前はこんなこと無かったので疑うのは当然のこと。そのため、AIMeshルーターを再起動してみたのですが、事態は改善しませんでした。

そのため、次に疑ったのはAiMeshとNURO光回線を繋ぐONUです。このONU、NURO光を使用している方ならわかると思いますが、ONUだけでなくWi-Fiルーター機能も兼ね備えています。また、Wi-Fi機能は切れてもルーター機能は切ることができないという(逸般人にとっては?)困ったちゃんでもあります。

 

まず、このONUを再起動したところ半日くらいは症状が解消されました。また、症状が発生した時にAiMeshではなくONU(兼Wi-Fiルーター)に接続するとAiMeshと同じ症状が出ました。Wi-FiだけでなくONU(兼ルーター)へのイーサネット接続も同様で、デスクトップPCも駄目でした。

と、言うことで原因はこのONUであると結論づけました。

(NURO光の回線も疑いはしたものの、「何もしていないのに急に繋がらなくなった」というのは考えにくく、またONUに不調があった場合、検証のしようがないので除外しました)

 

さて、原因はONUであると結論づけ、症状が発生した場合対処療法的にONUを再起動することにしたのですが、これでは根本的解決には至りません。そもそも何故ONUがこんな症状に見舞われることとなったのでしょうか。別にその道の人ではないのではっきりしたことはわかりません。勝手に「メッシュWi-Fiのせいで負荷がかかり、NURO光のルーターが処理し切れなくなったのかぁ」と決めつけて、取り敢えずAiMeshルーターを文字通り「ルーター」として運用してみることにしました。

 

結果としてこれにより解決したので、もう少し詳しく書きます。

 

まず、症状に悩まされていた時はAiMeshルーターを「アクセスポイント (AP)モード / AiMesh アクセスポイントモード」で運用していました。これは冒頭で書いた通りNURO光のONUがルーターモードをオフに出来ない仕様だった(ので二重ルーターを避ける)ためです。取り敢えず、これをAPモードから「無線ルーターモード / AiMesh ルーターモード」にしたところ「Wi-Fiに接続できてもインターネットに繋がらない」という症状は解消されました

また、状態としては二重ルーターとなっているはずなのに、二重ルーター時に悩まされていた症状は発生しなかったのでルーターモードで運用することにしました。

しかし、今度はこれにより新たな症状が発生するようになりました。

 

5GHz帯が使えない

 

APモードからルーターモード運用に切り替えてしばらくすると今度は5GHz帯が使えなくなるという別の問題が発生しました。こちらも結論から書くと、チャンネルをW52のチャンネル(36~48ch)のどれかに固定することで解決しました。

※ちなみに後日検証したところW53でも問題ありませんでした。

具体的な症状として

*5GHz帯の電波を出さない。出したとしても「アクセスポイントが一時的にいっぱいです」と表示される

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(スクリーンショットが間に合わず2.4GHz帯だけになっていますが、5GHz帯にも同じ表示が出ました。また、2.4GHz帯にも同じ表示が出ましたが、しばらくすると繋がったのと、そもそも2.4GHz帯は使わないので詳しく調べていません)

*5GHz帯のランプが点灯しない

* 電波が出たとしても、「インターネットに接続出来ない」

と、いった感じでした。また、上記が発生していても有線は使えたために、有線接続しているAiMeshルーターは正常に作動し5GHz帯のWi-Fiを使うことは可能でした(距離が離れていたために快適とは言い難かったですが…)

 

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5GHzのランプが点かない

 

この症状、5GHz帯が使えないことを(ランプが点かないことから)ルーター側も認識していましたし、再起動や初期化を試しても改善しなかったので、最初はハード側の故障だと思っていたのですが、寝室で使っていた86u(乙)を症状が発生した86u(甲)と入れ替えても同じ症状が寝室で使っていた86uでも発生したためにハードが故障したのではないと認識を改め、とりあえず5GHzで一番怪しいのは、W53やW56だろうと(DFS障害対策が逆に悪さをしたり、そもそもW52以外を認識しない機器があるので)5GHzのチャンネルをW52の44chに固定したところ、無事に解決しました。

 

その他:

これは今回のAiMeshレビューと直接関係ない話なのですが、上記で書いた5GHzが使えない問題が解決した後、AC86uの片方(乙)の5GHzが使えなくなりました。症状は上記のものと一緒です。おそらく(今度こそ)ハードの問題だと思います。と、いうのも再起動や初期化、最新ファームの焼き直しだけでなく問題が発生していない方の86u(甲)の設定をコピーしてみても使えなかったので確実にハードウェアの故障だと思います。リビングのAiMeshが届く範囲である寝室で運用していたので気付くのが遅れてしまい、レンタル期間終了間際に気付くという…

ちなみに、こういうとき(診断や修理依頼時)には購入店舗に持ち込み店舗経由で修理を依頼するのが一番てっとり早いです。で、この時連絡方法を必ず「メール」に指定してください。ここ最近は電話サポートも改善されたようですが、やはりメールが安心です。そして、メールで連絡が取れるようになったら修理番号もしくは、製品シリアルナンバーを使ってチャットサポートで進捗を確認したり症状を再度伝えたりするとスムーズです。

また、もし東京近辺にお住まいでしたら、ASUS Store Akasakaを利用するのが一番確実かつ安心だと思います。完全に蛇足でしたね。

 

まとめ:AiMesh(メッシュネットワーク)は想像以上に便利

ASUSさん、なんてことをしてくれるんですか!AiMeshを一度使ってしまったらもうこれ無しの生活なんて耐えられないですよ!小生が思うにこれは、巧妙な孔明の罠ッ!

おふざけ抜きで、今までのWi-Fiに感じていた不満をAiMeshはすべて解決してくれました。

まず、「部屋や階を移動するたびにWi-Fiを繋ぎ直さなくて済む」という点。

それに付随する形で、「弱いWi-Fiに勝手に接続しなくなった」のが嬉しいです。自宅に何個もWi-Fiルーター(のアクセスポイント)があるという方には嬉しいですね。

次に、「今までLANポートがなくてカバーできなかった範囲までWi-Fiを届かせることが出来た」というのも良かったです。もちろん、中継器を使えばカバーできましたが、速度の低下とWi-Fiを繋ぎ直さねばならないのがネックでした。しかし、AiMeshでは速度を然程犠牲にすることなくワイヤレスで大元のルーターと繋げるためコンセントがあれば家中どこでも置くことが出来ます。また、ルーター間の電波状況に応じて高速通信の5GHzと広範囲通信の2.4GHzを自動で切り替えてくれるので、本当にただ置くだけで最適化してくれます。また、ルーター間の通信方法だけでなく、ルーターとスマホやタブレットとの接続も「スマートコネクト」設定を有効にした場合は自動で2.4GHzと5GHzを切り替えてくれます。(私は意地でも2.4GHzを使いたくないのでオフにして2.4GHzと5GHzを分けましたが)

最後に、「部屋の雰囲気や用途に合わせてルーターを選べる」というのが大きなメリットだと感じました。私はごっついルーター大歓迎、むしろでかければでかい程良いと思っている人間なのでアレですが、部屋の外観に合わせたいという方や、この部屋にそこまで高性能なルーターは必要ないという場合もあるでしょう。そうした用途に応じて使うルーターを選ぶことが出来るのが、AiMeshの大きなメリットです。特に、ASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWi-FiルーターASUS Lyraシリーズが加わった今、ハイスペックルーターからリーズナブルなLyraまで幅広いルーターを組み合わせることが可能になったので、環境に合わせた自分だけのオリジナルメッシュWi-Fiシステムを構築することが出来ます。メッシュWi-Fiルーターを日本で販売している会社は数あれど、ここまで選択の幅が広いのはASUSだけです。

と、いうことでAiMeshには大満足でした。これ無しの生活は考えられないので、現在AiMeshルーターの購入を検討中です。ASUSさん、レンタルWi-Fiを中古価格で売ってくれませんかね。

 現在、候補に挙がっているのが国内投入予定のGT-AX11000で、購入まで生き延びるために比較的安価なRT-AC68Uを買い足すか、AiMeshに対応したLyraシリーズを買おうと思っています。しかも不思議なことにLyra miniよりもハイスペックなはずのLyra Trioがminiより安価なので、価格が変更されないうちに買っちゃおうかなぁと迷っているところです。

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なぜか、上位モデルのLyraTrioの方が安い。また2パック購入するより単体のほうがお得という価格設定。

購入した場合、レビュー記事を書く予定なのでよろしくお願いします。

 

最後になりますが、RT-AC86Uを2台お貸ししてくれたASUS JAPAN様、本当にありがとうございました。どっぷりと沼に嵌められてしましまい、AiMesh無しでは生活が出来ないほどであります。

また、ここまで読んで下さった方にも感謝、感謝です。もしよろしければ是非、AiMeshを試してみてください。2台以上ルーターを使用している方なら病みつきになること間違いなしです!

 

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